旧居宅は２７年前に新築、そのころは４世代８人家族の生活でしたが、現在は夫婦二人。
高齢化を迎えるにふさわしい住居への転換を図りました。また、将来子どもや孫たちが帰ってきて集える場にしていこうと考えました。そこで特に留意したのは次の３点です。

• Ａ．室内の段差解消、車いすや介護者が入れる間取り、動線の確保
• Ｂ．使わずにいた部屋を生きた空間として有効利用（間仕切り壁撤去）
• Ｃ．省エネと火元の安全、オール電化、ペアガラス、暖房設備

今回の工事で特に良かったことは次のような点です。

• Ａ．環境にやさしい天然木や珪藻土を使った建築。
• Ｂ．既存の家屋構造を元に設計計画がしっかりしていて、アイデアや助言を十分にしていただけたこと。
  （パソコンスペースや飾り棚などのアイデアは抜群）
• Ｃ．細かいところまでの注文に丁寧に対応していただいた。計画変更にも快く応じていただいたこと。
• Ｄ．水周り設備等の選定に遠くまで何度も案内していただいた。
• Ｅ．安心して任せられる一貫した施工体制（毎日の挨拶からはじまり、片付けまで）
• Ｆ．解体から入居まで４ヶ月。東日本大震災があり物資不足でしたが契約日通りの完成で入居できたこと。

こんな居心地の良い住居になるとは思いませんでした。かつての家を知っている人が見に来て、「オー！」と驚く様子ににんまり。冬の日当りが乏しい立地ですが、今年の冬は暖かく過ごせそうです。
工事に付随して普段気になっていたところ（床下、天井、樋、電気の断線箇所、野生動物の侵入等）をしっかり点検できて今後数十年への備えが出来ました。
アフターケアもして頂けるとのこと、嬉しく思います。